Cooling



PentiumU用Cooltium導入。Cooltiumとリテール純正でサンドウィッチ。リテール品の純正ファンより2℃程温度が下がる。あまり効果が期待できそうにないので、早速アルファ製のヒートシンクを購入することにした。

(株)アルファ製 ヒートシンクP125CM60導入。干渉するものも無く、無事取り付く。純正より15℃位?温度が下がる。(注:オーバークロック時の話)。アルファについてくるファンは日本サーボ製で回転数検出が付いていない。私はCooltiumUに付いていた検出付きファンに交換して使用している。検出できたからといってよく冷えるわけでもないが、時々モニターで回転数を確かめて妙に安心している。アルファ製ヒートシンクの問題点はCPU固定用のブラケットが使えない。SLOT1のソケットの力だけで保持されている。なにかサポートするブラケットを考えてくれると良いのだが。そのうち自分で作ろう。→これは基板を直接固定するタイプのセレロン用リテンションキット(UNIV RETENTION)をソフトアイランドで購入(460円)して解決。このリテンションキットの問題点はマザーボードの裏からネジ止め式となっているため、最初から組み立てる時は良いが、後付けするときは一旦全部基板をケースから外さないと組みつけられないので精神的につらい。実際は30分くらいで付けられたが。(99.03.21)

99年3月19日
ペルチェによるクーリング性能を試してみた。
電圧を5V〜定格近くの17Vまで可変させ、その時の電流と冷却温度の関係をプロットした。一つは秋月電子で購入した6Aタイプ、もう一つは千石電商で購入したばかりの8.5Aタイプだ。ヒートシンクは先に書いたアルファのP125CM60を使用する。ペルチェを入れるとヒートシンクとCPU固定金具の距離が離れるため、標準付属のスペーサーにM4のナットを継ぎ足しかさあげしている。ペルチェの両面にはシリコングリスを塗り、ヒートシンク上で良く伸ばしてリンギングさせる。特にペルチェを固定しなくてもリンギングの力だけでも問題なさそうだ。このあとスポンジを取り付けてCPUを載せて挟み込み固定金具+スペーサー+M4ナットで固定する。セレロンの動作周波数は463MHz。Superπを動作させてデータを採った。CPU電圧は2.05Vである。以下に測定データを示す。
パソコン内で供給可能な5V、12Vをペルチェに供給するのが理想的であるが、本実験で12V近辺が本冷却システムとして最も冷却効率が良いことが分かった。都合が良い。しかし千石ペルチェの消費電流5Aは負荷が大きい。このままサイドカバーを閉めると10℃程内部温度が上昇して、CPUがハングしてしまう。504MHz運転ではCPU電圧は2.3VCPU温度はSuperπ動作時で12℃、非動作時10℃となっている。夏場の室温30℃オーバーの運転を想定すると水冷システムは必須となってしまう。

セレロンが小さく見える大きなアルファ製HS
ブルーの線はK熱電対、赤と黒の線はペルチェ
HSはスカートの中に収まり冷却効率を上げている
アルファヒートシンク組み立て
図解


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マザーボードへの取り付け状況
千石ペルチェ 8.5Aタイプ
データシート、取説などは付属していなかった。
印字面が吸熱面だ













2000年9月23日
写真右側の黒い箱はペルチェ冷却用12V5Aのスィッチングレギュレータ。相当熱を持つためSuper超頻芭蕉扇の冷却ファンの風で冷却しています。Super超頻芭蕉扇の上のテスターではCPUの温度を表示しています。写真では‐8.6℃となっています。左のポリタンクは100円ショップで購入した冷蔵庫用のウォータークーラーです。