Powr Up Story

98年12月12日
最近雑誌をにぎわしているセレロンオーバークロックの記事をよく目にする。愛読している日経WinPCではCeleron333のオーバークロック記事がここ数ヶ月の間に何度か取り上げられた。ほんの2,3万円の追加投資でペンティアムU450とほぼ同等の性能が得られるなんて。好き者にはこたえられない環境になってきた。ペンティアム166以降、コストパーフォーマンスに優れるAMDのK6できたが、コストが折り合えばINTELを選ぶのもやぶさかではない。K6でもクロックアップを行ったが、雑誌で見るセレロンの比ではない。

早速、マザーボード、CPU、メモリーを買いに近所のソフトアイランドまで走る。ビデオカードもAGP対応のものを買ってしまった。これ全部でペンティアムUとほぼ同等の値段だ。早速組みつけてみる、このCPUはMALAY製だった。2.0V463MHzは動作しない。いろいろ調べると『喝入れ』と称して、CPUの電圧及びI/Oの電圧を上げるのが効果的らしい。電圧を2.2Vとしたところでやっと463MHzが使えるようになった。もっと低い電圧で463MHzが動作しないと、504Mhzは狙えそうにない。

98年12月18日
そこで、追加のセレロンのバルクをTWOTOPにて購入。コスタリカのシルク印刷がされていた。ラッキー!!幸先良い予感がする。案の定CPUコア電圧2.0Vで463MHz(FSB103MHz)駆動ができた。CPU温度もダイの部分で35℃前後と低めだ。やった。
それではFSB112MHzはどうだ?BIOSのCPU504MHz表示、メモリーカウント、HDDの検出までは正常に行く。しかし、その後「CPU is unworkable....」の表示が出てしまう。いろいろやってみると、BIOS SOFT MENUの中の【CPU ERROR HALT】?をOFFにセットするとエラーメッセージが出なくなることがわかった。

Windows98起動途中に例のブルーの画面が出てハングしてしまう。CPUの電圧は2.3Vまで段階的に上げたが、効果が無かった。後はI/Oの電圧を上げる必要がある。通販で3.3Vを可変できる後づけ基板キットが12000円位で売られている。高い!送料、送金手数料を加えれば新しいマザーが買える値段だ。これも、電源を外してカバーを開けたところに電圧調整用のボリュームを発見。2つ有る内の1つは12V、5Vの電圧が一緒に変化する。もう一方が3.3V用だった。やったこれで出費が防げる。3.5Vにして元に戻した。504MHz起動。HDBENCHもパス。スーパーπ3回目のループでハングする。

現在、463MHzで安定、運用中。
次の一手を考えねば。

99年1月27日
メッセージボードに書きこみが有った。
冷却をアルファのヒートシンクに変えて、ペルチェを入れると効果的らしい。
指摘を受けたアルファのファン付きヒートシンクは実はもう付けてある。発売開始と同時に申し込んで入手してしまった。すると次はペルチェだ。でも実はこれも物は随分前に秋月で入手済だ。後は結露対策をして付けるだけだ。楽しみだ。

99年3月16日
ペルチェ、アルファのヒートシンクを取付けてみた。K熱電対を付けて温度も監視する。ペルチェは秋月で購入した6Aタイプ。結露対策にCPUとヒートシンクの間にペルチェの形にくりぬいたスポンジを入れる。無負荷状態では零度近くまでCPU温度が下がる。負荷をかけると26℃近辺まで温度は上昇する。ケースの蓋を外しておくと5℃位温度が下がる。20℃近辺。
室内温度は21℃。(集中暖房で室内は冬でも20℃くらになっている)この状態にしたが私の300Aは504MHzでは動いてくれない。スーパーπをループしている最中にフリーズしてしまう。供給電圧を12VよりあげるとCPUの温度も上がってしまうので、今の組み合わせではペルチェの電圧は12Vが限度と考えられる。ペルチェは5V供給では消費電流1A、12Vで2.5A、規定の16.8Vでは3.4A。どうも外れペルチェか?
次は別なペルチェを試す予定でいる。

99年3月18日
今日、千石電商に8.5Aタイプのペルチェの発送を依頼してしまった。2個一組で4000円だ。また、この3連休を利用して水冷装置を作ってみようとも思っている。銅パイプを使って、ろう付けで作る本格的なものを!楽しみだ。
付け加えるが、こんな状態でもHDベンチはとおる。
300Aを112MHzの4.5倍で動かすより、無難に333を周辺機器が動く100MHzの5倍で狙う手も有る。考えよう。

99年3月20日
千石ペルチェを取り付ける。秋月ペルチェと千石ペルチェのデータを採って比較してみた。千石ペルチェの冷却能力が大きいことが分かった。

祝504MHz達成!

でも、コンピュータのパワーサプライから12V5Aももらっている。60Wの発熱源がケースの中に増えてしまった。ケースの冷却には熱を丸ごと外へ持ち出す水冷しかないかもしれない。


99年3月22日
CPU電圧2.3V504MHzでSuperπは問題なく動くが、Final Realityのループモードではハングアップしてしまう。FRの負荷はSuperπの比ではない。無負荷時CPU温度は10℃近辺、Superπ時は12℃、FR時は15℃となる。CPU電圧を2.3Vから2.4Vに変更することにした。
CPU温度は電圧を上げたため無負荷時13℃、Superπ時15℃、FR時18℃と上がってしまったが、電圧を上げているので安定してくれると思う。FRを30分ループさせたが18℃の温度をキープしていた。この状態でケースのサイドカバーを閉めると25℃までCPU温度が上がり、Superπも計算ミスを犯してしまう。504MHzで運用するには本格的な廃熱対策が必要だ。残念ながら銅の角パイプをDIYショップで探したが見つからなかった。銅の丸パイプは有るのだが工作に手間がかかるので水冷システムは今回は見送りにした。当分サイドカバーを外したまま使用することにした。実はこのCPUは外れCPUを使用しての話である。もう一つのコスタリカ製CPUを使用し、うまく行けば0.2VほどCPU電圧を落とせる可能性が有る。


室温約20℃


124MHz×4.5=558MHzを試してみたが、電圧を2.6Vまで上げてもウィンドウズの空の画面までしか行かない。今回は素直にあきらめる。これは、2Vで463MHz運転が可能な当たりCPUに交換して再度トライしてみる予定。

99年5月14日
知り合いのセレロン300Aを入手。
アルファヒートシンクを付ければ、2.2Vでも504MHzで立ち上がるセレロン300Aを入手。現在、メインマシンに入れて463MHzで運用中。時間を見てペルチェを取り付け504MHzに挑戦予定。請うご期待。PPGA300Aも実験したいのだが...


99年9月02日
PPGAの333MHzとDaughter Boardを購入。リテールファンで500MHzでも立ち上がるが、ベンチをすると直ぐ落ちる。ペルチェに走るか?83MHz×5=415Mhzの動きがぎこちない。今は333MHzのまま使用中。
(これも使い古したOSを含むシステムの不具合だったようです。2000.08.30著者注記)


99年12月04日
P3−450が手の出る手ごろな値段になったので買ってしまいました。133MHz×4.5倍=600MHzで動いてくれると、見つけ物なのですが。お店では600MHzで動いた人がいるといってました。結果はまた報告します。

00年01月08日
P3-450は2.1Vで124MHz×4.5=558MHzで動いています。133MHz×4.5=600MHzはBIOSの表示が出ません。相当電圧を上げると見えるかもしれません。冷却はリテールファンのままです。以上簡単ですが報告まで。
(これも使い古したOSを含むシステムの不具合だったようです。2000.08.30著者注記)

00年07月16日
河童セレロン533Aが100MHzでドライブすると、800MHzで動くかもしれないという「殺し文句」で九州の出張帰りに、つい買ってしまいました。セレロンが11800円、日本電産製ヒートシンクが2980円、ヒートシンクの座りを良くするスペーサーが700円。このヒートシンクの熱抵抗は0.78℃/Wです。(アルファのPEP66Uは0.35℃/Wと半分以下。今朝思わずオンラインで発注してしまいました。これが送料込みで5061円です。)
ついでに東京・鎌田のフリータイムでSuper超頻水郷(水冷ヘッド)とSuper超頻芭蕉扇(ラヂエター)も購入しました。それぞれ5380円でした。
結果はいまいちで600MHz(75MHz×8倍)しか動作しません。CPU電圧を1.70Vまでしか上げてないのでもう少し上げると良いかもしれません。でも相変わらずマザーはBH6のままだから、この辺が限界かもしれません。どうも、マザーの性能のばらつきでクロックアップで切る出来ない...と言うような気がしてきました。
あのあと、勢いに任せて566MHzを買ってしまいました。これも636MHz止まりです。83MHzが動かない!!

マザーをBX6に変えたら河童セレロン533Aで112MHz×8=896MHzで運転できました。電圧は1.8VSuperPIは2分46秒です。117MHz×8=936MHzも電圧を1.9Vにすると起動しますね。河童セレロン566もBX6で112MHz起動が可能です。楽しみです。

これは過去を引きずったOSが悪さをしていたようです。HDDに新しくシステムを構築しなおしたら、嘘のようにシステムが安定しました。

祝896MHz達成!

00年09月04日
超頻水郷、超頻芭蕉扇の写真撮影
         

この芭蕉扇はファンが2個連装される、ちょっと大きめサイズのものです。
ぎざぎざで熱伝導が悪そうな冷却ヘッドの表面を磨いて平らにしてセレロンに固定しました。


00年09月11日
今、セレロン566MHzを994MHzで動かして遊んでいました。台湾製の水冷システムにペルチェを組み合わせて冷やしています。CPUの裏側を触るとひんやりしています。水冷ヘッドから出てくる水は温かいです。室温は28度です。1GHzを狙っていたのですが、994MHz止まりでした。CPU電圧を2.10Vまであげてもハングするので、周辺ICなどが周波数に追いついていない可能性があります。この上を狙うには、133MHzで動くメモリを手に入れないとだめかもしれません。スーパーパイ104万桁が2分46秒でした。1GHzを狙いたいので133MHzのメモリでも手に入れてみますか?

祝994MHz達成!
1GHzまであと一歩